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寝る子は育つ!!その科学的根拠とは?子供に早寝をさせる3つの方法!!

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『寝る子は育つ』これは、誰もが聞いた言葉だし、睡眠をとることが子どもの成長には大切なのはおそらく皆さんが感じていることだと思います。

そして、その睡眠をとることにおいて、もちろん早寝が良いのは当たり前だと思います。

じゃあ、その早寝子どもの成長にどう影響するのか?

いつもの脳科学的観点から早寝がもたらす子どもの脳への影響を考えてみたいと思います。

そして我が家では毎朝子ども達が6時ぐらいに起きて、親の私たちを起こしてくれます。

そして、夜はだいたい決まった時間に寝てくれることが大半です。

今回は我が家でも実践した早寝のポイントについても是非お伝えできればと思っています。

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早寝を科学する

dagon_ / Pixabay

早寝が大事なのは当たり前だと思いますが、その理由を知るとさらに、早寝の重要性が意識できると思います。

まずは、『早く寝る』ことが何故大事と言われるのか、その理由からまとめていきましょう。

我々人間には体の特性として、「生体時計」と言われる機能が備わっています。

もっとわかりやすくいうところの「体内時計」といったイメージですかね。

よく昼前になってきたからお腹が空いてきたとか、夜になるにつれ、あくびが良くでるといった、時間に合わせて、自然に起こってくる人の体の反応のことです。

これってじゃあ、何故起こるのかっていうと、実は脳がそういった機能を司っているからです。

脳には単純に手・足を動かすといった指令を出す部分があったり、物事を考えたりする部分がある一方で、

息をするとか、目を覚ますといったあまり意識せずとも勝手に体が反応するための機能を持ち合わせています。

この機能は実は生後すぐには出来上がっていません。

皆さんのお子さんの赤ん坊時代を思い出してください。

それこそ昼も夜も関係なく、一日の大半が目をつぶって寝ていたと思いますし、夜中なんかでも起きることがザラにあったと思います。

私も子どもの夜泣きにはかなり手を焼きましたが、今では良い思い出です。

それから、だんだんと昼間は起きている時間が増えてきて、夜は寝る、昼間は起きるといった生活リズムが出来上がってきます。

そして人の体はそのリズムに合わせて昼間は活動するための、夜は寝ることができるためホルモンを出すことをしています。

そして、このリズムを作るための脳機能の発達は3か月頃から始まり、4歳ごろにはほぼ完成すると言われています。

つまり、このリズムが4歳までに中々できないと、ホルモンバランスが崩れ、例えば昼間なのにぼっとしていて、集中力が続かなかったり、

夜にすごい興奮気味になったり、感情のコントロールがうまくいかず、すごくイライラしていたりと、実は悪影響なことがたくさん起こってくると言われています。

最近では子どもが夜にしっかり寝る環境が整っていないといったことも問題視されています。

実はそういったことが、子どもの脳の成長を妨げていることに繋がる危険性もあるということは是非知っておいてほしいことになります。

では、実際は脳のどこがその機能を担っているのかというと、脳の奥の方にある『視床下部』という部分がそれに当たります。

早寝に必要な脳機能は視床下部にある

この視床下部には主に

  • 食欲に関する機能
  • 睡眠と覚醒の調節をする機能
  • 体温の調節等の生命維持に関わる機能
  • の3つがあるとされています。

    そして、この視床下部が発達することではじめて、その上にある大脳といわれる脳の考える部分や手足を動かすための運動命令を出す部分が発達するとされています。

    つまり、視床下部が働くことが、まずは子どもの脳の成長の第一歩になるということです。

    ではこの視床下部がどうやったらしっかり発達してくるのかというと、大事になってくるのが今回のテーマである『寝ること』というわけです。

    そして、その寝るといったことにもただ寝るだけではなく、『早寝』が良いとされる理由が、実はこの視床下部の機能に隠されていました。

    早寝が大事なのは脳科学的にみて何故なのか?

    『寝る子は育つ』にもあるように、寝ることは子どもの成長に絶対欠かせません。

    では、それは何故かというと、さきほどもちらっと書きましたが、夜中に寝ることで成長に欠かせないホルモンが出ると言われています。

    しかし、夜更かしや睡眠リズムが崩れることなどにより、しっかり睡眠時間をとらないと、この成長ホルモンの分泌が悪くなり、例えば身長が伸びなくなるといった体の成長にも影響することがあります。

    またそれだけでなく、脳の発達にはこの早寝が絶対的に大事になってきます。

    寝ることで働くホルモン「メラトニン」の正体

    皆さんは寝ているときは脳も休んでいると思っていませんか。

    実はそれは間違いで、夜寝ているときでも脳は絶えず活動しているとされています。

    特に子どもの脳にとっては、「夜やるべきこと」「夜しかできないこと」を活発にしています。

    そして、その時に脳の中の分泌される物質に「メラトニン」というものがあります。

    このメラトニンは簡単にいうと体を休めるために適した状態にしてくれる魔法の薬です。

    別名『睡眠ホルモン』とも呼ばれています。

    実はこのメラトニン、子どもの頃にピーク(特に1~5歳までにもっとも多い)に達して、その量が減ると思春期がはじまるとされています。

    また年をとればとるほどに分泌量が減り、よく年をとると夜中に何度も目が覚めるといった原因に繋がっているとされています。

    つまり、子どもの時期にしっかり夜早くに寝ることで、このメラトニンのシャワーをいっぱいうけることになります。

    そして、このメラトニンを脳の中でいっぱい作ることが、その後の子どもの生活にリズムに実は大きな影響を及ぼすことになってくるのです。

    脳と記憶の関係性

    脳学者の瀧靖之教授(東北大学脳科学センター)の研究グループが健康な5歳~18歳の子どもたちを対象に行った調査によれば、

    「平日の睡眠時間」と脳の記憶力に関わる「海馬の体積」には相関関係があるとされています。

    なんでも、睡眠時間をしっかりとっている子どもは睡眠時間が短い子どもより「海馬の体積が大きい」ことが分かったようです。

    この海馬という部分は脳の中にある記憶を保つ部位になります。

    つまり、この海馬の体積が大きければ大きいほど、記憶できる貯蔵庫が大きくなるということになります。

    もともと、睡眠時間の短い子どもは学業成績や記憶力が低いといわれていましたが、やはり健やかな脳の発達には十分な睡眠(そのための早寝)が欠かせないようです。

    早寝をするために子育roomが実践していること!これで毎日9時には就寝!!

    早寝が良いのはわかりましたが、ではどうすれば早寝ができるのか?

    我が家ではこれをできるだけ毎日実施するように心がけています。

    その理由はやはりその日が早寝だけでは意味がなく、そもそも子どもにとって生活の中でのリズムをつけてあげることが何より大事になります。

    一度そのリズムができれば中々崩れることはありません。

    そして、子どもも毎日がそういったリズムができると、自然とある時間には寝室にいってくれます。

    ここでは、我が家での実践方法も踏まえ、その方法をお伝えしてきます。

    早寝をするにはまずは早起きから

    sathyatripodi / Pixabay

    早寝の方法において、一番大事になってくるのが、寝る時間を早くすることではなく、生活リズムを正すことが大事になってきます。

    つまりリズムができていないのに、子どもに夜早く寝なさいと言ってもそれは無理な話です。

    大人だって、眠たくないのに寝ろっていわれてもすぐには寝れないですもんね。

    なので、まずは毎朝同じ時間に起きることを是非心がけてみてください。

    それには親が必ず起きて子どもたちを起こす必要があるのはお忘れなく。

    そして、朝は必ず起きたことを認識させるために朝日を浴びることが大事になってきます。

    MDphoto / Pixabay

    生活リズムを作るには視床下部の機能が重要ですとお話をしてきました。

    そして、この朝日(太陽の光)を浴びることで、脳の視床下部が活性化すると言われています。

    なので、まずは生活リズムからということで早起きを意識することからはじめましょう。

    夜寝る環境は整える

    sferrario1968 / Pixabay

    よく寝室の電気は全部消した方が良いのか?

    それとも豆球程度の微量の光なら良いかといったことがありますが、調べていて多かったのが、月明かり程度の明るさが理想的とのことでした。

    そして、就寝前はなるべく明るい場所にはいかないのがベストだということです。

    これはスマートフォンやテレビなんかも一緒で、ブルーライトの光は青色で波長が短い光になります。

    そしてこのブルーライトは朝日の光に似ている光となっているということが言われています。

    朝の目覚めに朝日の光は重要ですが、それは目を覚ますためのもの。

    夜寝る前にこの光を浴びてしまうと、上にもかいたメラトニンの生成が行われにくくなるので、睡眠の質も下がります。

    そのため、寝るための環境については、スマホはみないこと、そして部屋の明るさも就寝前から徐々に明るさを変えていくことが良いです。

    そして寝る部屋は月明かり程度の明るさ(何となく室内が見える程度の明るさ)とされています。

    我が家では真っ暗で何も見えないと子ども達は不安になったりもするようで、豆球を付けて寝ていますが、毎日だいたい9時ぐらいには就寝してくれています。

    寝る前にできる大事な儀式

    Alexas_Fotos / Pixabay

    例えば赤ちゃんの頃なんかは、ミルクや母乳をあげて、おむつも綺麗したのに、中々寝てくれないなんてことを経験されたママさんは多いのではないでしょうか。

    実はそういったころから、毎日寝る時は同じことをしてあげるといったことがとても重要になるようです。

    これは『入眠儀式』ともいわれているようで、その方法はこれと決まったものはなく、子どもにとっては様々あると思います。

    よく大人でも、寝る前に温かい飲み物を飲むとか、音楽を聴くとか、本を少し読むとか、ある決まった習慣をすることで眠たくなるということがあります。

    これは子どもも一緒で、子どもには体内時計はあっても、ある程度の年にならないと時間的概念が生まれません。

    なので、この時間に、これが始まったら寝る合図だよといったことを子どもの脳に教えてあげないといけません。

    読み聞かせなんかもその一つですし、パジャマを着ることや、寝る前のトイレなど、その家やお子さんに合わせてどうすれば子ども達が「よし、寝るぞ」って気になってくれるかをみていきながら、ご家庭にあった方法を是非試してみてください。

    ちなみに我が家ではよくクラシック音楽やオルゴール音楽を流したりしていました。

    よくCDなどのパッケージに書いてあるあの『α波』というものです。

    このα波というのは、脳がリラックスした状態になると出る波長と言われ、睡眠を誘導する効果があるとされています。

    普段起きている時に出る波形では脳のβ波というものがでて、体が適度な興奮状態や緊張状態にあるとされています。

    しかし、夜になるとこのモードを切り替える機能があり(それが視床下部にあるとされている)、それによって夜の寝る準備にはいります。

    β波からα波に切り替えるのにこの音楽が重要になってくるようです。

    あとは、前回の記事にも書きましたが、パパさんよりやはりママさんの声の方が実は、子どもは安心しやすいというデータもでていましたよね。

    なので、子どもが寝る時は、できるだけ子どもが落ち着ける環境に親御さんがしてあげる必要があります。

    こういったルーチンを作ることで、子どもの脳の中でもリズムが自然とでき、大きくなっても変わらず早寝早起きができることにつながるのではと思っています。

    まとめ

    覚えておいて欲しいこと
    • 早寝には生活リズムをつくることが大事
    • 生活リズムを作るのは脳の視床下部という部分が重要
    • 早寝は体の成長だけでなく、脳の成長や記憶力の向上などに繋がる
    • 早寝をするには、毎日の決まったルーチンが必要

    子どもの寝かしつけって毎日していて思うことですが、本当大変です。

    寝かせようとすればするほど、子ども達は言うことを聞いてくれず、ついイライラしてしまうといったこともあるでしょう。

    しかし、早寝ができるかできないかで、実はその後の子どもの成長に大きく関わってきます。

    そのために必要なのが、親御さんがしっかり子どもをみてあげること、そして子育てにおいて必要な情報源です。

    寝かしつけはただやみくもにやっても意味がありません。

    寝かしつけのコツは毎日同じことをすることだと言われています。

    そして、それは早ければ早いほど、子どもに習慣化されやすくなります。

    なので、大変な時期は是非夫婦力を合わせて、この早寝の習慣を子ども達と一緒にみつけてみてください。

    それでは、皆様の子どもの成長と健康を子育roomより祈っています。

    またいつでも遊びにきてくださいね!!

ひろパパ

ひろパパ

30代子育て中パパブロガー!脳科学的観点を中心に子供とどう関わっていけばよいのか、子供の成長に必要なことをつぶやいています!
子供のうちに鍛えられることを様々な角度から考えていき、それを実践できる豆知識としてお伝えしていきます!

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