我が家の怪獣二人(5歳と3歳のちび達ですが)は今日もスマホの取り合いで、毎日喧嘩ばっかりです。
ただスマホでもあるゲームアプリ以外はほとんどさせませんけど・・・
そのゲームアプリについてはこちらの記事をご覧ください。
子ども向けアプリ「Think!Think!(シンクシンク)」!!
子どもってなんであんなにスマホが好きなんですかね。
あの小さな画面から自分の好きなヒーローや色んな映像が流れたら、そりゃ、釘付けにもなるか・・・
自分の子ども時代ではゲームボーイなんかが流行って、毎日夢中で遊んでいた記憶があります。
今、あのゲームボーイの画面をみたら、ホント見にくくて、目が痛くなりそうなものですが・・・。
そう考えると、ここ数年で時代の流れをすごく感じる毎日です。
最近はこのように、スマートフォンなどの普及により、子どもがスマホをみる機会が多くなってきている印象です。
そこで、気になるのが子どもの目が悪くならないかって疑問ではないでしょうか。
今日は、親御さんの皆様に是非知っておいて頂きたい子どもの目の機能について解説していきます。
今日から是非、お子さんの目を注意してみてみてください。ではスタート!!
[toc]
目次
目の構造とは
まずは簡単に目の構造についてです。
あまり専門的な知識を覚える必要はないとは思いますが、
イメージだけでももって頂けると良いと思いますので、まずは基本的な部分をのせておきます。
目の機能は大きく分けて2つあるとされています。
1つは眼球と言われるいわゆる黒い目玉と、その周りの白目で構成される目そのものの機能です。
もう1つは、その目から入った情報を脳みそまで運ぶ機能の大きく分けて2種類があります。
その中でも1つめの目そのものの機能としては、カメラに似ていると言われています。
その機能として大事な部分は、カメラのレンズにあたる部分と、それに映し出すフィルム、
そして物のぼやけを調整するピント機能などがあり、これらが上手く機能するから、
我々は目の前のものや、遠くの景色なんかを綺麗にみることができるようになります。
ただ、このカメラの部分が壊れてしまうと途端に、目の前のものがみえにくくなったり、物が二重になったりします。
皆様は経験したことがないかもしれませんが、人って目が2つあることで、初めて物がしっかりみえるのですが、
これが片方だけになったりしたら(私も以前、目にものもらいができ、眼帯をしていて片目で物をみていたのですが)、
近いものと遠いものの距離感が途端にわかりにくくなりました。
このように目そのものがもつ機能はすごく大事で、よく子どもなんかで泥遊びや、
食べ物を触った汚い手で目をこすりすぎると、このカメラの部分が壊れてしまうので、
特に親御さんは子どもが目をこすりすぎたりしないよう注意が必要になります。
そして、もう一つ大事な部分が、その目から入った情報を脳みそへ送る機能です。
これは主に脳へのびる神経がその役割を示すのですが、
実は子どもってこの目から入った情報を脳へ送る機能が実は苦手な子が、実際みてみると多くいることに気付きます。
特に、普段から、人の顔やある一点をずっと集中してみれない子や、ボールなどをキャッチしにいく行為がすごく苦手な子、
字や絵の線がゆがんでしまってうまくかけないようなお子さんをお持ちの方は是非注意して頂きたいところになります。
そういったお子さんをお持ちの親御さんが実際どのように子どもの目の機能を知ることができるのか、
専門家ではなくても、簡単にみることができるので、ここからはそれをお伝えしていきます。
知っていましたか、子どもの目の動き
最近では、こういった目の機能をみるような検査でも、一般の人でも簡単にわかるものなどもでてきています。
今回はその中でもビジョントレーニングといって、
実はボクシングのヘビー級の村田諒太選手も実施しているトレーニングについてお伝えしていきたいと思います。
ビジョントレーニングとは、目で使って物などを見る力を高めるための訓練方法になります。
そしてこのビジョントレーニングによって実は、目そのものの機能だけじゃなく、
体や脳の様々な機能にまで作用を及ぼし、パフォーマンスの向上に役立つとされています。
このビジョントレーニングはアメリカ発祥のオプトメトリストという視覚機能専門の有資格者や、
発達障害領域などに関する知識をもった人から受けられることができますが、中々普段の皆様には聞きなれないものではないかと思います。
では、具体的にビジョントレーニングではどのような訓練があり、
実際の脳にどの程度役立つものなのかを、
毎度おなじみの管理人の独断偏見での脳機能に役立つポイントをお伝えしていきます。
ビジョントレーニングについては資格はもっていませんが、少し学んだ部分があるので、
あくまでも一意見として聞いていただければと思います。
実際にこの方法を取り入れたい方は専門家の意見を聞くことをお勧めします。
皆さんはお子さんの目の動きをみたことがありますか。
例えば、皆さんのお子さんは一つのものをずっと凝視することができず、よくキョロキョロしてしまうことはないでしょうか?
話をしているときに目が合いにくいってことはないでしょうか?
目で物を追いかけるとき素早くその方向をみれなかったり、一度どこかに視線が飛ぶことはないでしょうか?
眼球(目の黒い玉)を左右や上下に上手に動かすことができるでしょうか?
目を動かそうとして頭や体が大きく動いてしまうことはないでしょうか?
実はこういった機能が実は目からの情報が上手く取れず起こっている可能性があるのです。
そして、実際の子どもの目の動きを細かく観察していくと、
子どもの目の動きって大人が思っている以上に上手に動かせていない部分が多いことに気付くことができます。
これって何故このようなことが起こるのでしょうか。
実は目を動かすのも、筋肉の働きが重要になります。
そして筋肉があるってことは筋トレのように鍛えることができるし、
逆に筋肉が使えず衰えていくということがあるのです。
皆さんは筋肉を鍛えるということをイメージすると、実は筋肉って力を強くいれてムキムキにするってことを想像しませんか。
実は、特に目などの細かい部分に作用する筋肉は、筋肉を鍛えるといったことだけじゃなく、
協調してなめらかに動かすことが非常に必要になってきます。
そして、子どもの目においてはこの協調して働かすことが実にへたくそになってきます。
それは何故なのか、そもそもそれを司る脳がまだ上手く発達していないことが考えられます。
そして、実はその目の機能をほっておくと、実は脳機能の働きが悪くなってしまうといった悪循環を引き起こすとされています。
ここで、協調性について少し詳しく説明していきます。
協調的とは例えば、ゲームの遊びなんかである太鼓の達人を思い出してみてください。
あれって、画面上に流れる音符がわりのマークが太鼓に近づいたらタイミングに合わせて、
実際のバチで叩くっていうゲームですが、あのタイミングを合わせるゲームのように、
叩く強さと時間を正確にタイミングよくやらないと綺麗な音楽のリズムとして音を出すことができません。
そして、筋肉も同様に力をいれないといけない強さや時間というものがあり、
これがスムーズにだせるから結果的にパフォーマンスがあがるといった原理になります。
実は目にもこの協調性というものが大事で、特に眼球を動かす時に、その筋肉の作用が上手く働かない時があります。
例えばどっちかの方向にはいきにくく、
どっちの方向には大きく動いてしまうといったことや動きにスムーズさがなくなり、
その範囲も小さくなってしまうといったことが起こっているのです。
では、そのように目の筋肉を使えないことにより、子ども達はどのように見えているのでしょうか?
実際子どもに聞いても中々わからないものですよね。
子どもがどう見ているかっていうのはその子本人にしか中々わからないものなのですが、
あくまでもこういった現象がある場合に目の機能低下があるのではないかといったことをお伝えしていきます。
目がみえずらくて起こってくる問題って?
例えば本なんかを読むときって、字を一つずつ順をおっていかないと読めないものが、
眼球が上手に動かないから字がとびとびになってしまうといったことが本を読むときにはよく起こります。
本を音読しているときに、ひらがな単体は読めるのに、文章になると字を読み間違えるときは、
実はこういった目の筋肉の問題をもっている可能性があるため注意が必要です。
そういった時にはまずは、親御さん自身が子どもの目の動きを観察しながら、
どういった方向に目がいきにくいかなどをみて判断していく必要があります。この目の動きのトレーニングについてはまた後で説明していきます。
他にも、ボール投げなどの、ものが自分から近くなっていったり、
遠くなっていくものって、物と自分の距離感をしっかり把握してないとできなくなります。
この距離感をとるのも、実はものを捉えるための遠近感を調節するための目のレンズの機能が大事になります。
そしてこのレンズの調節にも、目の中にある筋肉が重要な働きを持ち、両目が同じように協力して働かないと物がみえにくくなります。
なので、遠近法がとれなくなると、途端に目の前のものがぼやけてしまう可能性があるので、
例えば近くのものをみるときや遠くのものをみるとき、子ども自身が目を細めたり、みにくそうにしている場合は注意が必要になります。
これまでが筋肉の働きによって起こる問題で、
もう一つが、注意がそれてしまうといった実は脳の働きが多く関わってくるケースも存在します。
皆さんは、急に物音がしたり、目の前にきれいな女性、もしくはかっこいい男性がいたら自然と視線を変えることがありませんか?
あれって実は素早い眼球運動が起こる機能が脳の中に存在し、それを使って視線を次から次へと切り替えることができるのです。
そして、こういったことを、実はある程度意識をして制御することが大人はすることができます。
しかし、子どもの場合はまだそういった素早い目の動きをとめるための脳の機能が発達しておらず、
次から次に目にはいってきた情報に目移りしてしまうといったことが起こります。
そのため、本などを読んでいても突然視線がそれたり、違うところに目が動くので、途端に注意や集中することができなくなります。
これって子ども自身はわざとしているわけではなく、脳がそういったことを選択してしまっているので実は仕方がないことなのです。
でも、これを制御することは訓練によって鍛えることができます。
なので、目の機能を考えた場合、目そのものの筋肉の機能を訓練することと、脳による視線を留めるための訓練をする必要があります。
子どもの目を鍛えるためには
中々子どもって目の訓練っていっても素直にやってくれないもの。
そこで目の機能において大事な目のトレーニングを実際、どのようにしているかをお伝えしていきます。
忍法より目の術
まずは両方の目が同じように動くようにする訓練として、ペンなどの先を見つめることができるものを用意し、徐々にお子さんへそれを近づけることでより目が出来るかをチェックしてみます。
目になんらかの不都合さを持っているお子さんはどちらかの目の動きが悪くなるケースがあるので、是非チェックしてみてください。
そして、それがわかれば一日数回このより目をする練習をまずは取り入れてみてください。
だいたいどの位置なら子どもの目がしっかりみるべき対象から目を離さないかも丁寧にみながら訓練できるとなお良いと思います。
これを子どもにさせるときは、まずは親がやってみせることがコツです。
より目っていわゆる変顔ですよね。
子どもってこういった変顔などの面白いことには非常に敏感です。
これをお互いに交互にしながら、その部分を動画などで撮影しながらやって、後で子どもと見返すとまた楽しみが倍増するので是非試してみてください。
あとは、子どもの好きなおもちゃやぬいぐるみなどでそれを見続ける練習をするのもひとつありだと思いますので、是非!!
いったりきたりの術
ある程度離した2点を目の眼球だけを使っていったり、きたりを繰り返します。
その時に子どもの目が他にそれないかもチェックすることを忘れないで。
そして、こういった目を動かす練習をするときに多いのが、顔や体が一緒に動いてしまうケースです。
こういった子どもって、すごく体のバランス機能が悪くなりやすく、
まっすぐ立ったり、集中して姿勢を保持することが極端に苦手になるケースが多いです。
まずは顔を動かさず、どの範囲なら目の動きだけで離れた位置のものを追えるのかも是非チェックしてみてください。
特に集中が切れやすい子なんかには、左右の手をボールがいったりきたりするように視線を向かせることで
けっこう長続きする場合があるので是非試してみてください。
矢印はどっちだの術
これは親御さんが指なんかで矢印をだし、その方向にジャンプしたりして、目と体の協調性を鍛える訓練として用います。子どもは目で見たものを素早く判断し、次の行動に移すことで、
目からはいった情報を素早く脳につたえ、その情報を基に運動を行うことで、
脳の中にあるネットワークを鍛える訓練を行います。
こうすることで、素早く脳を働かせ、より動きやすい体を作る上でも非常に役立ちます。
正解や間違いなどのゲーム性も取り入れているので、特に集団などで子ども達に使うには良い方法だと思います。
また、次にどの矢印がでるのかというように子ども達が一点を凝視するような、
より集中力や注意力を高める機能にも役立つので、我が家ではこれを取り入れてから、結構私の話を目を見て聞いてくれるようになりました。
落としたら負けの術
これはボールなんかを落としたら爆発する爆弾なんかと紐づけて、ボールを投げ合いすることで、子どもの遠近感を養う訓練として実施します。
ただのボール投げだと、結構子どもってよけたり、あまり真剣にとったりしてくれないのですが、
落ちたらダメだよっていうと、結構その気になって、親のペースで遊んでくれます。
あとはボールがどこのへんにくるかをイメージしながら体を動かしたりするので、
空間を把握する能力にも役立つので、是非お子さんと試してみてください。
そういった意味では、野球のようなキャッチボールって、子どもの目を鍛える練習としてはすごく役立つ方法になりますね。
まとめ
こういった目の機能って実は親が知らない部分で、非常に大事な機能になります。
特に小学校にあがる親なんかにとってはすごく必見です。
何故なら、小学校に上がると黒板を使い、また本読みなんかも、幼稚園や保育園のように先生が読んでくれたり、歌にすることって極端に減ってきます。
だから、今のうちから子どもの目の機能を把握し、ちょっとでも遊びの要素の中で鍛えることができれば、
あなたのお子さんの勉強効率が確実にアップする方法になりうること間違いなしです。
何でも子どもにやらせるのではなく、まずは親ができることからコツコツと取り組むことが大事になってきます。
そして、その前に一度お子さんの目をみてしっかりみてお話しをしてあげることをしてあげてください。
そうすることで、今まで見えてこなかった子どもの目の機能がある程度判断することができてます。
それでは、皆様の子どもの成長を子育roomより祈っています。
またいつでも遊びにきてくださいね!!