間欠爆発症(かんけつばくはつしょう)!!
皆様はこの言葉をご存知でしょうか?
これは、いきなり何かが爆発するといったことではないですよ。
実はこういった症状(医学的に明確な診断名として確立されたものではありませんのでご注意ください)を呈す人が、近年非常に多くみられているということなのです。
最近では非常に痛ましい事件の報道をよく目や耳にすることが多くあります。
近いのでいうと、滋賀県で起こった警察官の射殺事件や大相撲力士の暴力事件などなど・・・
“叱られたことのない人”を叱ると殺される 「間欠爆発症」という凶器を持つ人 :https://t.co/tnj09QlTVi pic.twitter.com/FjvEVFQKw0
— PRESIDENT Online (@Pre_Online) 2018年4月19日
そして、その事件を起こした原因を探していくと、「つい頭にきたから」、「カッとなって」という、いわゆるキレることが原因で起こる事件の数々。
そのキレるという行為が、人を傷つけてしまうほど大きな事件になることが多くて、非常に残念な気持ちになります。
確かに、私自身も仕事先や友人、場合によっては家族にいわゆるキレることは多少あります。
とてもじゃないけど、絶対ないとは言い切れません。
だけど、頭のどこかでここまでという限度は必ず持っていますし、まして手をあげることなんていうのはできればしたくないことだし、もちろんしないようにしています。
しかし、近年の事件などをみてみても、この境界線がどうもおかしくなっているように思うのです。
そして、実はその原因がこの間欠爆発症にあるのではないかと言われているのです。
子育てにおいて、そして我が子の成長においても、実はこの目に見えない症状(間欠爆発症)を知っておくことが、すごく大事になりますし、我が子がその危険性がないか是非一度、皆様の子育てにおいて照らし合わせて考えてみることをおススメします(自戒もこめて)。
目次
間欠爆発症とは
では、具体的に間欠爆発症とはどういった症状なのでしょうか?
この間欠爆発症については、精神科医で、『オレ様化する人たち――あなたの隣の傲慢症候群』(朝日新聞出版刊)の著者である片田珠美さんがその症状について詳しくご説明してくださっています。
間欠爆発症とは・・・
間欠爆発症ー些細なことで急に興奮する
間欠爆発症は、衝動を制御できない衝動制御障害の一種であり、DSM-5では、「窃盗症」や「放火症」と同じカテゴリーに分類されている。窃盗症が盗みたい衝動を、放火症が火をつけたい衝動を制御できないのと同様に、間欠爆発症は、攻撃衝動を制御できない。そのため、急に興奮して、暴言、暴力、器物破損などの形で攻撃衝動を発散させる。
平たくいえば、短期でかっとなりやすい人なのでが、原因もないのに突然興奮するというわけではない。爆発のきっかけとなるような誘因は一応ある。
すぐ感情的になる人:片田珠美より引用
とされています。
つまり、何かが引き金となり、急に自分の感情をコントロールすることができなくなることで、結果それを抑制できず攻撃的になってしまうということです。
でも、これって誰にでもありうることで、私だって、子どもが言うことを聞かなくなると、ついカッとなって怒ることなんて本当に日常茶飯事としてありうることです。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]そういえば、今日も朝に言うことを聞かなくて怒ったような・・・(反省)[/say]しかし、この症状の怖い部分は、その爆発の程度が激しすぎるということのなのです。
つまり、そこまでしなくてもとか、そこまで強く怒らなくてもっていう状態ですね。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]でも、これって第三者からみたらそうだけど、実際自分で怒りすぎって実は気付かないもんなんですよね。[/say]その時の感情で動いているので、そこを意識できないのが、ある意味脳のもつ特性なのです。
あとは、皆様もこんな場面もみかけたことはないでしょうか?
子どもに対して、ちょっとしたことなのに、えっ、今の怒るところ・・・と思うような場面です。
我が家では嫁の雷がそれにあたります(嫁さんにばれるとまたどやされるので気を付けないと・・・(笑))。
実はこういう時の爆発の度合い(爆発に達するまでの許容範囲といったところでしょうか)が非常に低いということも考えられます。
そして、それを誘発する要因も、間欠爆発症の場合は普通の人に比べて簡単に火がついちゃうということなのです。
例えば、先ほどあげた皆様の記憶にも新しい大相撲力士の事件について少し振り返ってみたいと思います。
間欠爆発症の可能性が考えられる一例
少し前の事件にはなりますが、大相撲力士の横綱日馬富士の暴力事件です。
これは、日馬富士が貴ノ岩の態度に対して腹が立ち、ビール瓶などで殴ってしまったという事件でした。
実はこの事件では別の横綱である白鵬に注意を受けていた貴ノ岩が、話の最中に知人からの連絡がきて、スマートフォンを操作したことがきっかけで、日馬富士に火が付いたということが報道されています。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]確かに怒られている時に携帯はみたらいかんでしょう。
我が子にも怒られている時は相手の目をしっかりみなさいっていうもんな![/say]
事件の真相に関しては正確なものはわかりかねますが、白鵬が怒るならまだしも、日馬富士がこの態度に対して激怒し、さらには手をあげる必要性があったのかとなると少し疑問が残ります。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]うちではお母さんの話を聞かない子どもに対してひろパパがその火消し役に徹底しております。だって、とばっちり怖いですもの(;´・ω・)[/say]またこの際はアルコールの摂取もあったので、それによる理性のコントロールができない、いわば「脱抑制」状態にあったことも考えると、一概にこの間欠爆発症だけが主の原因とは言い切れないが、少なくともそういった兆候はあったのではないだろうか?
この件に関して日馬富士のとった行動がまさしく「間欠爆発症」に似た症状ではないかと言われていました。
そう考えると、この症状におけるスイッチが入ることって何が原因なのかがはっきりしないんですよね。
だからこそ、これって自分の身近な場面でもいつ起こりうるかわからないってことになります。
間欠爆発症のリスクで気を付けるべきこと
特に子どもなんかでは、自分の都合がいかないことがあると、泣きわめいて癇癪を起す子どももいますが、逆に全くそういったことをしない子どもいるのも確かです。
実はこういった子ども場合の方が注意が必要になってくるのです。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/10/188e06bb03fac83302d6ec46b38c0547-e1509331835500.png” name=”ママさん”]うちも弟はすぐに癇癪を起したけど、そういえばお兄ちゃんはあんまり外に対して怒ることはなかったな~![/say]実は怒りの感情というものは、脳の中でも特に重要なのが大脳辺縁系といわれる部分がその際により強い活動を示すといわれています。
怒りなどの感情が生まれる際にこの大脳辺縁系が活動するのですが、どちらかというと、大脳辺縁系は脳の発達でどうにかなるというような仕組みではなく、動物にも持ち合わせているような本能的な活動を引き起こす部分になります。
なので、怒りなどの感情自体を直接コントロールしているわけではないのです。
じゃあ、一体だ誰がこの大脳辺縁系そのものをコントロールするのか気になりますよね?
実はそこをコントロールしているのが、我々ヒトで最も発達しているとされる、脳表面を覆う大脳皮質という部分にあたります。
そしてその中でも、この大脳辺縁系をコントロールしたり、理性的な判断、論理的思考などを司るとされているのが脳の中でもより前方部分に位置する前頭葉といわれる部分になります。
つまり、大脳辺縁系に対して、ちょっと今は怒らずに落ち着けっていうのが前頭葉で、そこの間での情報のやりとりをしながら、我々は怒りの感情そのものを制御している状態になります。
そして、この大脳辺縁系は動物(サルや犬など)にも存在するため、動物たちが自分で感情(怒りなどを)コントロールできにくいのはまさに、この前頭葉がブレーキをかけたりできないのが原因なのです。
そう考えると、この間欠爆発症も、前頭葉自体が感情の起伏に対してコントロールができていない状態ということがわかります。
[box class=”box13″]- 怒りなどの感情を司る部分=大脳辺縁系
- 感情そのものをコントロールする部分=前頭葉
そして、子どもの場合10歳まではこういった脳の発達が十分ではないため、感情そのものを抑えることができないのです。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]だから子ども自体がああやって癇癪を起すことはある意味仕方がないことなんだよね。だからといって怒らないとはまた別の話ですよ。[/say]悪いことをしたら悪いって教えること、すなわち叱る(怒るということでは決してありません)ことで、この大脳皮質をしっかり刺激して働かさないと、実はこういった感情をコントロールする前頭葉の機能そのものの発達を遅らせてしまうことにもつながるのです。
そして、気をつけないといけないのが、むしろ脳が発達していない幼少期に感情をしっかり表にだせないこと自体が、子どもにとっては大きなストレスとなり、脳を使って自分で物事の良し悪しを判断できなくしてしまう危険性が潜んでいるということになります。
ここで気を付けてほしいのが、この脳の発達の時期に少し間違った育て方をされたりした場合(例えば虐待や親に相手にされないなど)、この前頭葉そのもののが萎縮してしまう(機能が正常に発達しなくなる)といったことも報告されています。
つまり、昔から親などに一方的に怒られたり、恐怖を教え込まれたりすることで反抗できなくなった、自分の感情を表に出せなくなると、実はそれはお利口にして言うことを聞いているというわけではなく、感情を無理やり押さえつけているということになるのです。
そして、こうして押さえつけられた感情は脳の中でも扁桃体という部位に蓄積され、いつしかそれが爆発した時にはもう感情そのものを前頭葉ではコントロールしきれなくなるのです。
こういったことってよくテレビの報道なんかでも見ることがあると思います。
事件を起こした青年などに対して、
「あいつは、そんなことするやつではなかった」、「挨拶もしっかりして、よく気が利く子だった」
みたいなあれ。
そう考えると、間欠爆発症って実は、幼少期からの子育てにおいてもすごく密接に関わってくるという可能性があるのがわかります。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]子育てって、本当に子供の脳にすごく影響を与えているということがわかるね![/say]では、そういった感情そのものをため込まないようにするにはどうすれば良いのか?
実際、ひろパパ自身が普段子どもたちと関わる中で、気を付けながら実践しているポイントをお伝えします。
その中でどうすれば脳機能が働かせられるのかも合わせて考えてみたいと思います。
脳機能を活かした感情のコントロール
ここでは、脳科学的にも良いと考えられている感情コントロールに関して、育児といった視点からどういったことが良いのかをお伝えしていきます。
コミュニケーション
当たり前のことだとは思いますが、やはり子育てにおいて一番大事なのがこのコミュニケーションです。
普段の会話もそうですが、子供って親がどういった反応をしているか本当にすごくみています。
[box class=”box13″]- 子どもが話しかけている時に、スマホをみて話を聞く。
- ついつい忙しくて、「はい、はい」と話もあまり聞いてあげれず、あしらってしまう。
- 子どもの話を「あとでにして」といって聞こうともしない。
こういったことをする方はいないと思いますが、ちょっとした時もしかしたら、これに少しでも近いことをしていることはないですか?
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/10/fbcd967a30f7734ef74665f1e42ae1eb-e1509331905491.png” name=”ママさん”]ご飯を作ってたり、用事をしている時はつい・・・。[/say] [say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]別にこれ自体がすごく悪いことではないんですよ。ただ一言、今はお母さんは忙しいからあとでもいい?って子供に決定権をあたえさせて、納得したうえで断れば全然OKです。[/say]これを頭ごなしに、「今はダメっ」ていうのは少々危険だよってことになります!
子供の脳には(それこそ大脳皮質がまだ十分に発達していない頃は)、親の姿などをみて真似をするようなミラー細胞という脳の働きがあります。
難しい話は割愛しますが、イメージしやすいのが、こちらが微笑みかけると赤ちゃんも笑うあの反応です。
赤ちゃんって始めは何に対して嬉しいとかってそこまで感情がないはずなのに、親が笑っているのも見て自然と笑顔になるというのが、脳科学的にも立証されています。
あとは、すぐに何でも真似したがるような子供たちの行動なんかもそれに近いものがあるのではないでしょうか。
このように、親がとる行動自体を子供はみて、それを学びます。
つまり幼少期などでの、脳がまだ十分に発達していない時期に、子供の行動に対して親がすぐ怒ってしまうと、子供も同じように些細なことで「怒り」という感情に火がついてしまう可能性があるということなのです。
怖い親の前では、もちろん反抗したりはできないので、怒りという感情そのもののがどんどん溜まって膨れ上がっていきます。
そして、それがあるきっかけで爆発してしまう可能性があるということです。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]怒りという風船に空気がどんどんたまっていく感じですね。やはり、その容量は決まっているので、我慢するにも限界がきてしまうわけです。[/say]なので、まずは子供の行動や話しかけることなどに対して、しっかりと話を聞いてあげること。
どうしても無理な時間なら理由を説明して、後でゆっくり話を聞いてあげることを是非してあげてください。
その際の注意点が、今がダメな時はしっか理由を説明したうえで、子供自身に決定権をもたせるような聞き方をするのが、子供にとってもより良い質問の仕方になるのです。
[box class=”box27″ title=”子供に待ってもらうときの注意点”]今は忙しいからあとで話を聞くのでもいい?というように子供自身に納得させるような質問を返してあげることが大事[/box]共感する
子供をよく観察していると、この共感する・しないでは全く、反応が違うことをよく経験します。
脳の発達の中でも承認欲求といわれる、他人からどう思われるということに対して反応するがもちろん前頭葉(正確には内側前頭前皮質という前頭葉に分類される場所)になります。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]そう考えると前頭葉ってやっぱりめっちゃ大事な機能がいっぱいありますね。[/say]そして、これは物心がつき、自分と他者というように区別がつくような時期から、社会(子供でいうところの小学校などの集団グループ)というものを知りだすようになってきた時期により発達して、他人からどう思われるということをすごく気にする時期があります。
そうです、男の子なら誰もが経験するトイレ問題です。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]確かに、小学校の頃ってトイレでう〇こするのめっちゃ恥ずかしかったし、誰にもいえなかったもん・・・(笑)。これって他人からどう思われるっていう一種の承認欲求に似たモノだもんな。[/say] [say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]女子トイレの個室に憧れたな~!![/say]話は戻して・・・
こういった社会を認識しだすときに、一番身近な親から自分を認めてもらえる、自分の話を聞いてくれるって共感してもらえると、実に子供って喜んで感情をあらわにすることが非常に多いです。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]これは社会だけじゃなくても、親に認められるって子供は誰しもがそれを望んでいると思いますね。だって子供は親が一番大好きですから!![/say]なので、子供自身が楽しそうに話している時には一緒に笑い、少し寂しそうに話している時にはしっかり話を聞き頷いてあげて、怒っている時には何が嫌だったかを一緒に考えてあげることが、実は脳の発達に非常に役立ちます。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/10/f2469b8850c1abcdcb07479ae3bd5eac-e1509331889763.png” name=”ママさん”]共感という面でもやはり、しっかり子供の話に耳を傾けるコミュニケーションがやっぱり大事になってくるということですね。[/say]我が家では、基本的には子供が話しかけてきたときは、携帯などを持っていたら置くように心がけます。
そして、どんな小さなことでも頷き、相槌を打ちながら、共感してあげることをしています。
時に間違ってしまったときは何がいけなかったのか、どうすればよかったをしっかり考えることをしています。
ただ、これって普段の忙しいときには中々してあげることができません。
なので、お風呂の湯船につかっている時間や寝る前の時間など、親自身も用事がなくバタバタしていない、子供とゆっくり話をする時間を少しとることを是非心がけてみてください。
[box class=”box27″ title=”子供に共感するときの注意点”]子供自身が楽しそうに話している時には一緒に笑い、少し寂しそうに話している時にはしっかり話を聞き頷いてあげて、怒っている時には何が嫌だったかを一緒に考えてあげることが大事[/box]感情を素直に出させる
自分の思い通りにならないと子供ってすぐに感情を表に出します。
怒ってみたり、泣いてみたり、暴れてみたり・・・
でも、これって実は赤ちゃんの頃から全く一緒で、言葉が発せれない場合、子供たちはどうにかして親に自分の訴えを聞いてほしいので意思表示をします。
それがおぎゃーと泣くことで、親がどうしたのと寄ってくることを子供自身が学習しているのです。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]なので、こういった意思表示って実はものすごく大事になってきます。[/say]つまり、困ったときは親にかまって欲しい、何かしてほしいという合図にもなるのです。
しかし、そういった子供の意思表示に親が反応してあげないと、子供って徐々にその行為や行動をとらなくなります。
本能的な活動を、脳が悪い意味でブレーキをかけてしまうのです。
そうすると感情を素直に出せる場がなくなってしまい、どことなく色んなことに不安になったり、時にはボーとしたりするような態度を日ごろからとってしまいます。
そうすると、先程も言いましたが、そういった目に見えない負の感情(怒りや悲しみなど)が脳の扁桃体にどんどん蓄積されていくのです。
僕たち大人がそうなように、子供もしっかり自分の意思をもっています。
その意思に基づく感情を素直にだせるように、子供自身が発する信号をしっかり読み取ってあげるのも親の役目になってくるのです。
しかし、いくら我が子と言っても親自身が子供の感情をコントロールすることができません。
だから、その子供からでる感情を素直に出せるように、こちらがしっかり子供に向き合ってあげることがとても大事になってくるのです。
そのうえで重要になるのが、私はお父さんの力だと思っています。
色んなことを表現するときに、子供なんかは特に体全身を使ってそれを表そうとします。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/10/188e06bb03fac83302d6ec46b38c0547-e1509331835500.png” name=”ママさん”]赤ちゃんだって泣きながら、体をバタバタさせますもんね。[/say] [say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]その通り、だからこそお父さんが一緒に体を動かし、遊んであげることって子供の感情を表すうえで最も大事なことなんだよ!![/say]お父さんの役割がなぜ大事か?こちらの記事にも書いているので気になる方は是非ご覧ください!
[post id=”251″] [say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]是非、休みの日に子供達と全力で遊んであげてみてください!逆にそれでお父さんの気分も晴れることありますので![/say] [box class=”box27″ title=”感情を表に出すための注意点”]感情というものを表現しやすいような環境や、必要ならば遊びなどを通して脳にブレーキをかけさせない場を作ってあげることが大事[/box]まとめ
[box class=”box32″ title=”子供が切れないための感情コントロールに重要なこと!”] [list class=”ol-circle li-accentbdr acc-bc-before”]- コミュニケーションを日ごろからしっかりとる
- 子供の言葉や行動に共感してあげる
- 感情を素直に出せるような環境を作る
こういった一つ一つの小さなことの積み重ねが、子供がいわゆる「キレる」ということを少しでも減らすことに役立ち、脳の発達においても非常に重要になってきます。
それが大人になったときの間欠爆発症といったような感情をコントロールできないことを少しでも減らすことにもつながります。
ただ知っておいてほしいことは、こういった方法がすべて正しいということではありません!
大事なことはこういったことを通して、親である皆様とお子様自身が日ごろからしっかりコミュニケーションがとれること、そして子どもの変化に親が気付いてあげれることが何より一番大事になってくるので、是非明日からの育児に役立ててもらえれば幸いです。
[say img=”https://koiku-room.com/wp-content/uploads/2017/08/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.png” name=”ひろパパ” from=”right”]それでは、皆様の子どもの成長と健康を子育roomより祈っています。またいつでも遊びにきてくださいね!![/say]